【医師監修】ダーマペンって実際どうなの?効果や副作用まで解説!
肌治療で比較的に認知度の高い「ダーマペン」。名前は聞いたことあるけどダーマペンってどんな治療なの?効果や副作用は?多数の疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。今回はダーマペンについて詳しく解説します!
ダーマペンとは
専用の16本の極細針で皮膚(真皮層)に一時的に穴を開けることで身体の自然治癒力が働きます。その過程において美肌の元であるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が⽣成され、肌質を改善させる治療です。
効果
肌本来がもつ創傷能力で肌質が改善されるとされているダーマペン。期待できる効果をご紹介します。
①ニキビ跡の凹凸をなめらかにする
②毛穴の引き締め
③浅いシワの減少
④肌のハリや弾力を取り戻す
などといった美肌や、若返り効果です。
レーザー治療とダーマペンを比較したときのメリット
ニキビ跡の改善や、毛穴の引き締めを目的とした治療を受ける際にレーザーとダーマペンどちらがいいか分からないといった方もいるのではないでしょうか。
実際は、現状の肌の状態や生活習慣によって適した治療は異なりますので一概には言えません。
ですので、ここではレーザーと比べたダーマペンによるメリットをご紹介します。
レーザーの場合、術後は表皮に熱傷を負った状態(表皮が薄くなる)になっており、6ヶ月程度でコラーゲンが生成されます。
対してダーマペンは熱傷や色素沈着のリスクが殆ど無く(表皮がしっかり形成される)、2か月程度でコラーゲンが生成されます。
リスク
・治療により炎症が起きる為、⽑⽳が塞がれて⼀時的にニキビができやすくなる事がある
・⾦属アレルギーの⽅はアレルギー反応が⽣じる場合がある(実際は医療用の針で反応した事が無い場合はほぼ問題無く使用出来ます)
・施術後2〜5⽇程度は痛みや腫れ、⾚み、⽪むけ、 かさぶたなどを伴う場合がある
・施術箇所に触れると、ごわつきやちくちく感などがある(通常7⽇間程度で徐々に改善します)
注意事項
- 施術当日は、サウナ、⼊浴、アルコール摂取などの血流が良くなる行為を避ける
- 洗顔は施術後 12 時間後より可能ですが、スクラ ブ洗顔やピーリング⽯鹸、アルコールの⼊ってい る化粧品の使⽤は1週間程度使用不可
- 施術後は肌が乾燥しやすい為、しっかり保湿をする
-
⼀時的に紫外線ダメージを受けやすい状態になる為、しっかりと UV ケアを⾏なう
- 施術後⾓質(皮剥け)が出ても無理に取り除かない
副作用
ダーマペンは、針を皮膚に刺すため、出血・炎症・発疹・むくみ・微小なかさぶたなどが生じる可能性があります。また、肌に炎症がある状態で施術を受けてしまうと、色素沈着のリスクもあります。
- 治療中の痛み(麻酔でほぼ抑えられます)
- 内出血
- 赤み
- 腫れ
- かゆみ
※当院では原則麻酔をします
いかがでしょうか。今回は名前は聞いたことがあるけれど、意外と知らないダーマペンの詳細を解説しました。肌治療はたくさんの種類があるのでイマイチどれが自分に効果的か分かりませんよね。それでも大丈夫です。カウンセリングを通して看護師と医師がお客様に最適な治療を医学的根拠に基づきご提案します。美肌作りを一緒に頑張っていきましょう。
監修医師 三浦 梢
経歴
2009年 東京慈恵会医科大学医学部卒業
厚木市立病院勤務
2011年 横浜労災病院勤務
2014年 東京慈恵会医科大学麻酔科学講座
東京都内美容クリニック勤務
2016年 済生会横浜市東部病院勤務
東京都内美容クリニック勤務
2023年 Mavie Beauty Clinic入職
資格・所属
・日本麻酔科学会認定医/専門医
・厚生労働省麻酔科標榜医
・ボトックスビスタ認定医
・ジュビダームビスタ認定医