【医師監修】“エラボトックス”徹底解説!
小顔治療の中で、メスを使わないことや経験者が多いことで比較的ハードルが低く始められるエラボトックス。脂肪吸引や医療ハイフと比べても価格を良心的に設定しているクリニックが多く、小顔目的の治療で選ばれやすいのではないでしょうか。そんなエラのボトックスに関して徹底的に解説します。
エラの正体とは?
エラと呼ばれている部分の正式名は「咬筋」という顔の筋肉の一部です。咬筋は咀嚼筋群の中のひとつの筋肉です。食べ物を噛んだり会話をするときに働きます。筋肉が収縮することで下顎骨が上に上がり、噛むことができるのです。しかし、上顎と下顎が常に噛み合った状態でいると、無駄な力が加わり続けるので咬筋の過剰発達が起き、いわゆる“エラ”が張り、顔全体が大きく見える主な原因となり得ます。
ボトックスとは?
極細の針で「ボツリヌストキシン」というボツリヌス菌から抽出したタンパク質を有効成分として、製剤を注射することで、筋肉の収縮を抑制する治療です。つまりしわの緩和や、エラやふくらはぎの張りを緩和して細くするために使⽤されます。また、汗腺に注射することで汗の分泌を弱め、多汗症治療にも使用されます。
エラにボトックスを打つとなぜ小顔になるの?
エラの張りは、咬筋が発達しすぎていることが原因となっていることが多いです。そんなエラの張りを解消できる治療が「エラボトックス」です。咬筋の発達によってエラが張ることで顔が大きく見えている場合はとても効果的です。
前述した通り、筋肉の働きを緩和させる薬剤を注入することで噛む力を弱めさせ、筋肉の働きを抑制させます。そうすることで、フェイスラインがシャープになり、小顔効果が期待できると人気の美容施術です。
エラが発達する原因
エラ(咬筋)が発達する理由はいくつかあります。
①食いしばる癖がある
②歯ぎしり
③固い食べ物やガムを口にすることが多い
エラボトックスの効果
エラ(咬筋)にボトックス注射をする特に有効な効果を2つ紹介します。
①小顔効果
咬筋は食べ物を噛んだり、会話等で口を開閉することで鍛えられます。つまり、日常的に咬筋の発達を避けるのはほぼ不可能です。特に、固い食べ物やガムを好む方やトレーニングや力作業をすることが習慣になっている方はより発達しやすいです。その発達した咬筋にボトックス注射することで痩せ効果が期待でき、小顔効果が生まれます。
②食いしばり・歯ぎしり改善
食いしばりや、歯ぎしりは緊張シーンや睡眠時などで無意識に行なってしまっていることが多く、意識しても癖を治すのは大変難しいものです。そこで、ボトックス注射をすることで矯正的に咬筋に力が入りにくくなるので食いしばり・歯ぎしり改善の効果が期待できます。
持続期間や治療頻度
個人差や薬剤の種類での差はあり、3〜6ヶ月程度です。また、日常的に動かすことの多い箇所は効果が早く切れる場合があります。単位数(どのくらいの量を打つか)によっても異なり、一概には言えませんので医師に相談することがおすすめです。
いかかだったでしょうか。以上がエラボトックスに関する記事になります。当院は下顔面に強みのあるクリニックです。そのため、エラボトックス治療は資格を保持した経験豊富な医師が担当します。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
監修医師 三浦 梢
経歴
2009年 東京慈恵会医科大学医学部卒業
厚木市立病院勤務
2011年 横浜労災病院勤務
2014年 東京慈恵会医科大学麻酔科学講座
東京都内美容クリニック勤務
2016年 済生会横浜市東部病院勤務
東京都内美容クリニック勤務
2023年 Mavie Beauty Clinic入職
資格・所属
・日本麻酔科学会認定医/専門医
・厚生労働省麻酔科標榜医
・ボトックスビスタ認定医
・ジュビダームビスタ認定医