【医師監修】シミ取り前後のケア方法
シミで悩まれている方は少なくないかと思います。
シミを取る方法としては、レーザーでのスポット照射やトーニング、光治療のIPLなどが挙げられます。
当院ではエンライトンというピコレーザーの機械を用いて、シミの種類に合わせてピコスポットやピコトーニングの治療をしています。以前のコラムにてピコレーザーについてやシミの種類に合わせた施術など、詳しくご説明していますのでそちらも合わせてご覧ください。
今回はシミ取り後のアフターケアやシミ取りに向けておすすめのケアをご紹介していきます。
炎症後色素沈着
まず、炎症後色素沈着という言葉をきいたことはありますか?
シミ取りを一度経験された方やシミ取りについて調べたことがある方にはおなじみの言葉だと思います。
簡単にご説明すると、レーザーを当てた部分のシミが当てる前よりも色が濃くなってしまう反応のことです。怖いですよね、、。
通常であれば、炎症後色素沈着は時間の経過とともに薄くなってきます。肌のターンオーバーと呼ばれる代謝とともに古い細胞は排出されていくからです。
ですが、せっかく綺麗になるためにシミ取りをしたのに一定期間だとしてもそこが濃くなって目立ってしまうのは嫌ですよね、、、。
おすすめサプリメント
そういったシミ取り後のリスクを軽減するためにもサプリの内服をおすすめします。
以前ご紹介したMSSの中からいくつかご紹介します。
・C1000+B
→1包でビタミンCを1000mg摂取できるサプリです。ドラックストアで販売されているサプリで1回1000mg摂取できるものはとても少なく、同じ量を摂取するとなると内服量が増え、継続できずに内服を諦めてしまう方が多い印象です。ビタミンCは、お肌のターンオーバーを促し、シミ取り後の修復を助けてくれます。また、紫外線や摩擦の影響による炎症後色素沈着のリスクを抑えてくれます。
・ヘム鉄
→鉄、ビタミンC、タンパク質を合わせて摂取することでコラーゲンが生成されます。お肌の弾力性が高まり、ハリ・ツヤが出てきます。
光老化によるお肌へのダメージはかなり大きいです。ダメージを受けたお肌にレーザーを当てるとそれだけ炎症後素沈着などのリスクが起きる可能性も高くなります。
理想はシミ取りをした後からではなくシミ取りをする前の準備として、サプリなどで肌に栄養を蓄えておくのがベストです!
・亜鉛
→亜鉛は、体内に存在するミネラルで2番目に多く、細胞の生まれ変わり、遺伝子の合成、免疫機能など多くの生命活動に欠かせません。そのため、亜鉛不足はさまざまなトラブルの原因になります。また、亜鉛は髪や爪、表皮(角質層)の、主成分であるケラチンの合成に必要なため肌や髪、爪のトラブルは亜鉛不足が関係しているかもしれません。
シミ取り後は、細胞にダメージがある状態であり、修復力を高めてくれる亜鉛を摂取することが大切になります。
・レチノールミセル
→レチノールはビタミンAです。ビタミンAは脂溶性のビタミンの一種で、細胞の分化を正常化する重要な働きがあります。粘膜から皮膚を支えてくれるため、肌トラブルが多い方におすすめです。亜鉛とレチノールを一緒に内服すると、細胞の分化、肌のターンオーバーが単体で内服するよりも促されます。また抗酸化力も高まるため、肌の老化サインのシワ・たるみを予防することもできます。
最後に
以上がシミ取り前後におすすめのMSSサプリです。
普段の食事からでは十分な摂取量が得られない栄養素のため、シミ取りに関わらず、体の健康やお肌のために内服することはおすすめです!
その他にもMSSサプリには種類がたくさんあります。何を内服すればよいかわからないなどありましたら、ぜひご相談ください。