【医師監修】VFD療法の流れと注入方法
今回は、前回に引き続き、「VFD療法の流れと注入方法」についてご紹介していきます。
VFD療法の流れ
①VFDを作成するために、約50㏄の採血をさせていただきます。
②血液を当院が契約しているCPC(厚労省特定細胞加工物製造の届出済施設)に送ります。
CPCでは、感染症検査など血液の安全性や適応を確認し、適応性が確認できましたら、無菌クリーンベンチ内でおひとり分ずつ製造していきます。
採血からVFD製造の完了までのすべての過程では、お1人ずつ厳正に管理しますので、取り違えの心配はありません。
③採血から約2~3週間後、フリーズドライ化したVFD製剤(6V)が当クリニックに届きます。
フリーズドライのため、約6か月間は当クリニックで保存が可能です。
④ご希望の日時をご予約いただき、当クリニックへお越しいただきます。
フリーズドライになっているVFD製剤を生理食塩水で溶解し、液状になったVFDを気になる部位に注入します。
※注意事項
以下の場合、再採血をお願いするケースがあります。
1)血液の状態により、VFDの作成が出来ない場合
2)血液輸送時に、採血した容器が破損した場合
注入方法
①手打ち注射(水光注射)
直接気になる部分にピンポイントで注入していきます。麻酔クリームを塗布して極細の針で注入することで、痛みが大幅に軽減され、腫れや赤み、内出血や針穴もほとんどありません。目の周囲のシワ・たるみが気になる方、額、眉間、目尻などの小じわが気になる方、薄毛に悩まれている方などにおすすめです。
②ダーマペン4
ペンタイプの皮膚再生治療器具「ダーマペン4」を使ってお肌全体にVFDを注入していきます。
先端に16本の超極細針がついていて、お肌に微細な穴をあけ薬剤を注入していきます。
最新のダーマペン4は、最大深度が3.0mmまで深くなったため、より効率的にVFDを浸透させることができます。にきび跡や毛穴の開きが気になる方、肌質改善をしたい方におすすめです。
施術間隔
お悩みや希望部位などに合わせて注入量や施術の間隔を決めていきます。※効果には個人差があり、使用量も異なります。
(例)
顔や首などのスキンへの注入に関しては、1ヶ月に1回2Vを3回
部分的な薄毛の場合は、1ヶ月に1回1Vを2回〜6回
頭髪全体的に気になる場合は1ヶ月に1回1Vを2回+1ヶ月に1回2Vを4回(ミノキシジルを併用する場合もあります。)
まとめ
以上が、「VFD療法の流れと注入方法」です。
mavie beauty clinicの公式ホームページに再生医療について記載がありますので、気になる方はそちらも併せてご覧ください。詳しく聞きたい方、知りたい方はぜひ一度カウンセリングにいらしてください。