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【医師監修】ホクロ再発について?なぜ再発するのか

最近人気の施術となっている、ホクロ除去ですが、取ったはずなのにまた色味が戻ってきてしまったと感じる方は多いのではないでしょうか?

今回は、そんな疑問を解決できるコラムをお伝えしていきます。

なぜホクロは再発するのか

ホクロといってもその種類は多く存在します。今回は良性の母斑(いわゆる普通のホクロ)についてです。下の図をご覧ください。角質層から真皮層に達するホクロ、角質・表皮に留まるホクロなど様々です。ホクロの深さは様々であり、施術前に深さの予想はある程度できても、完全に予想するのは難しいです。

ホクロの再発は、皮膚の中にあるホクロの母斑細胞に取り残しがある場合に起こりやすいです。

もちろん取り残さないようにできる限り除去しますが、大きいホクロや深いホクロに対して、幅広く、深く除去するとその分傷跡も大きくなってしまったり、除去した部分がクレーターのように跡が残ってしまう場合があります。

また、ホクロ除去後の赤みが完全に消えるまでに3〜6ヶ月ほど時間を要します。その赤みによってホクロの色素が再発したように見える場合もありますが、赤みであった場合は時間が経つにつれて改善していきます。

完全に除去するには

1回の施術で取れる場合が多いですが、大きさや深さにより2〜3回に分けて行う場合もございます。 炭酸ガスレーザーで深く削れば1回で取れる可能性は高くなりますが、深く削ると傷跡が目立ちやすくなることや、目立たなくなるまでに年単位で時間が必要になること、皮膚が再生しきれずにクレーターのように跡が残ってしまうなどのリスクが考えられます。

施術後の傷跡を可能な限り目立たない様にするために、あえて2〜3回に分けて施術した方が良い場合もあります。複数回に分けて行う場合は、1回目の施術日から3ヶ月以上空けてから再度除去していきます。

傷跡の経過をより早く、治癒させるためには除去後のセルフケアも大切す。過度に紫外線を浴びてしまったり、保湿が不十分だったり、洗顔やスキンケア時に摩擦を加えてしまうと色素沈着や盛り上がった傷跡(肥厚性瘢痕)になる可能性があります。そのため、除去後は紫外線対策、十分な保湿ケア、摩擦を避けることを徹底していただきます。また、肌の代謝を促す内服薬やサプリメント、色素沈着を予防する外用薬を併用していただくと、施術後のトラブル最小限に抑える事ができます。

 

以上がホクロ除去の後に、ホクロが再発してしまう原因についてです。

次回以降のコラムにて、ホクロの種類・悪性のホクロ(メラノーマ)についてご説明していきます。除去する前にご自身のホクロをチェックしたい方など是非参考にしてください。 

再生医療、はじまる。

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