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【医師監修】お肌に悪影響?糖化って何?

糖化とは?

糖化とは、体の中のタンパク質や脂質が余分な糖と結びつく現象の事です。

糖化が起こることによって体内にAGEという終末糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)が生成されます。AGEとは、分かりやすく例える際によく挙げられるのがホットケーキです。小麦粉(糖)と卵や牛乳(タンパク質)を混ぜて加熱すると、表面がこんがりキツネ色になります。それこそが糖化した部分。焦げ目にAGEが発生しているのです。その他にも、ステーキやトーストを焼いた時の褐色の焦げ目など、私たちは日々身近でAGEsを体内に取り入れているのです。

こうした飲食物に含まれるAGEの一部は消化の段階で分解されますが、約7%は排泄されずに体内に溜まってしまいます。

糖化することでどんな肌トラブルが起きる?

・たるみ、シワ

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層に分かれています。

真皮は、コラーゲンという線維状のタンパク質がその大部分を占めています。これにエラスチンという線維状のタンパク質も加わって、コラーゲン繊維とエラスチン繊維が網目のように張り巡らされ、お肌に弾力やハリを生み出しています。

しかし、糖化してしまうとAGEsはコラーゲン繊維・エラスチン繊維がお互いをくっつけてしまいます。伸縮性を阻害して正常の弾力性を失わせ、硬くもろくし、これによってお肌のハリが失われ、たるみやシワの原因となります。

また、表皮の弾力を保っているケラチン繊維がAGEsによって劣化することもシワの原因となります。

・シミ、くすみ

大事なお肌の新陳代謝のサイクルをターンオーバーと呼びます。

肌細胞が糖化によって影響を受け、AGEsが溜まるとこの新陳代謝が乱れ、表皮にメラニンが沈着して残ってしまいます。これがシミの原因になります。

また、AGEsは褐色をしています。

糖化により生成されたAGEsが溜まると皮膚が黄色く変色して見えます。お肌の黄ばみ・黄くすみが強くなり、血色が悪くくすんだ状態になってしまいます。

あなたは大丈夫?糖化チェック!

【肌の糖化度チェック】

① 目尻のシワやほうれい線が深くなった
② 頬やあごがたるみ、口角が下がってきた
③ 目の下がたるんできた
④ 肌全体にハリと弾力がない
⑤ 肌がかさつく
⑥ 肌荒れや唇の荒れが気になる
⑦ 肌のくすみやシミが増えた

⑧ 肌表面の角質が厚くなってきた
⑩ 肌のきめが粗くなった

当てはまるものが多い方ほど、肌の糖化が進んでいる可能性が高く、糖化を防ぐ対策をするのがおすすめです!

糖化を防ぐために

・野菜から食べる習慣を!

肌の糖化が一番進むのは、血糖値が急激に上昇する時です。その特徴を逆手にとって、血糖値の上昇を緩やかにする食べ方が大事です。そこでおすすめなのが、野菜やきのこから食べる「ベジファースト」です。最初に野菜やキノコを食べて、次に肉や魚などのタンパク質を、そして最後に炭水化物のご飯、デザートという順番を行ってみましょう。同じ内容の食事でも、食べ方の工夫で血糖値の急上昇を防ぐことができます。

 

・糖化を防ぐ栄養素を積極的に摂ろう

糖化を防ぐ栄養素を積極的に摂ることも大切です。次の栄養素を意識してみましょう。

・ビタミンC……青菜などの野菜やフルーツに多く含まれるビタミンCは抗糖化に不可欠な栄養素です。

・鉄分……最近の研究で、鉄分にはAGEsの生成を阻害する働きがあることが明らかになりました。生理のある女性は常に鉄分不足に陥りやすいため、積極的に摂取しましょう。

・カテキン……日本茶に含まれるカテキンには抗糖化作用があり、AGEsの生成を阻害する作用も見つかっています。発酵系の紅茶や、半発酵系のウーロン茶にも同じ効果があります。

・食物繊維……食物繊維が糖の吸収を緩やかにし、血糖値の上昇を抑えます。根菜や海藻類をたっぷり摂るようにしましょう。

・発酵食品……腸内環境を改善する納豆やみそなどの発酵食品も積極的に摂るとよいでしょう。

・コラーゲン……肌のために補いたいのがコラーゲンです。コラーゲンは血管や肌のハリを維持するコラーゲン線維など、体内で様々な組織を構成していますが、糖化しやすいタンパク質の1つです。ここにAGEsがたまると細胞の新陳代謝が大きく損なわれます。コラーゲンは普段の食事だけでは必要量を補えないため、サプリメントなどを上手に活用しましょう。

当院では、MSSというサプリメントを導入しております。興味がある方はぜひ一度ご相談ください。

再生医療、はじまる。

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