リップエステ
リップエステとは
リップエステとは、そのまま唇のエステのことを指します。肌のためにエステを受けうるのと同じで、唇をキレイにしたいという希望を叶えるために行う施術です。
疾患などの治療ではありませんので、ホワイトニング等ように自費診療扱いになります。
唇の特徴
唇は、粘膜と皮膚の境界に位置し、粘膜と皮膚の両方の性質を持ち合わせています。
両方の性質を持ち合わせていると言っても、粘膜に近いことから性質も粘膜に近く身体の他の皮膚よりもずっと繊細な場所です。
乾燥や刺激にさらされていると、皮むけや縦皺の原因となり、色もくすんでいきます。
乾燥に弱い
皮膚には通常、皮脂腺や汗腺があります。これらは外部からの刺激をバリアするための皮脂膜を作ることができますが、唇には存在しません。
また、角層も皮膚に比べかなり薄いために、水分の保持を苦手としています。
唇は、飲食のたびに酷使することになり、ただでさえ刺激にさらされています。唇を触る癖や舐める癖があると刺激となり、より乾燥させる原因になります。
紫外線に弱い
唇には、メラニン色素を作るメラノサイトがほとんどありません。
メラニンと聞くと、シミになる=肌に悪いものというイメージがありますが、本来メラニンは紫外線から肌を守るためのものです。
メラニン色素もなく、角層の薄い唇は紫外線からの刺激をダイレクトに受けることになります。
ターンオーバーが早い
ターンオーバーとは肌の新陳代謝、肌の細胞が生まれ変わる仕組みのことです。
私たちの肌は28~45日かけて、生まれ変わります。
唇は3~4日と肌と比べてかなり短い期間で、細胞が生まれ変わります。
ターンオーバーが早いということは適切なケアをしていれば、悪い状態から早く脱することができるということです。
リップエステの効果
リップエステをすることにより唇の古い角質を取り除き、保湿することでふっくらとした唇を手に入れることができます。
リップエステがおススメなひと
- 唇が乾燥しているひと
- 唇の皮むけが気になるひと
- 唇の縦皺が気になるひと
- 唇のくすみが気になるひと
- ふっくらした唇を手に入れたいひと
リップエステが受けられる場所
歯科医院でリップエステを受けることができますが、一般治療とは異なりますので対応しているか否は歯科医院によります。
また、エステサロンなどで行っている場合もあります。
リップエステの費用、時間、頻度
自費ですので歯科医院により価格差があります。
また、PMTCとセットで行うとリップエステ代が単体で受けるより安くなるプランを用意してある歯科医院もあるようです。
費用 | 2,000~5,000円程度 |
時間 | 15~45分程度 |
頻度 | 一週間に1回程度 |
リップエステの流れ
①クレンジング
口紅を落とす、汚れの除去をします。
②ピーリング
唇表面の古い角質を取り除きます。
後の保湿成分が浸透しやすくなる効果も期待できます。
③マッサージ
専用ジェルを使用して唇をマッサージしていきます。
④保湿
専用の保湿ジェルやクリームを塗布します。
※歯科医院やエステサロンによっては、イオン導入やLEDを使用して保湿成分を浸透させることのできるプランがあります。
歯科医院で受けられるリップエステ以外の施術はどんなものがあるか?
リップエステ以外にも、美しく健康を維持するための施術が歯科医院で受けることができます。※施術が可能かどうかは歯科医によります。
歯のホワイトニング
歯のホワイトニングはかなり浸透してきていますので、皆さんご存じだと思います。
専用の薬剤を使用して、歯の漂白をします。
ガムピーリング
ガムピーリングは歯茎のメラニン色素を専用の薬剤または、レーザーを用いて除去します。
キレイなピンク色の歯茎を手に入れることが期待できます。
ガムマッサージ
歯肉をマッサージします。
唾液分泌や血行の促進、口腔内から頬や唇の粘膜側をほぐしていくのでリラックス効果も得られます。
リップエステとは、デリケートな唇のケアができる施術です。
歯科医院やエステサロンにより、使用する材料や機材は異なり価格差があります。
また、リップエステ以外にも歯茎をキレイなピンク色にするガムピーリング、リラックス効果のあるガムマッサージなど歯科医院によっていろいろな施術があります。
健康的な歯を手に入れたあとに、今度は美しい口元を手に入れるために検討してみても良いのではないでしょうか。