【医師監修】ヒアルロン酸の副作用とは
ほうれい線やシワに注入することで、シワの無いふっくらとした若々しい印象になったり、鼻や顎などに注入することでEラインが整い、美しいとされる横顔を手にいれられる“ヒアルロン酸”。即効性があることで幅広い年齢層に大人気ですよね。しかし、『ヒアルロン酸を注入したいが副作用が心配…』『ヒアルロン酸は人体に害がないの?』など、不安でなかなか施術に踏み込めない方もいらっしゃると思います。本記事ではヒアルロン酸の副作用について解説します。
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸は人体由来の成分であり、コラーゲン組織を保持する役割があります。1gで2〜6Lの水分を含む「保湿・保水成分」です。肌に潤いやハリを与え、目の乾き(ドライアイ)を改善、関節の動きを滑らかにするなど様々な役割を果たしています。
しかし、加齢と共にヒアルロン酸の量は減少していきます。
美容効果
ほうれい線やシワ、たるんでいる箇所に注入するとハリ感やリフトアップ効果が期待できます。なので、エイジングケアとしても有効です。また、顎や鼻、額などボリュームを出したい箇所に注入することでEラインの整った立体感のある横顔になります。
人体に害はないのか
ヒアルロン酸自体は人体由来の安全な物質であるので、人体に害はないのでご安心ください。
注意点
1施術当日は、血行が良くなることは控えてください。入浴、運動、飲酒などは、内出血や赤みを悪化させる可能性があります。
2ヒアルロン酸は体内に吸収される性質であるため、使用する製剤の種類や個人差はありますが3ヶ月〜2年程度で体内に吸収されます。
3薬剤が固定されるまで、施術後1週間は注入箇所のマッサージや、圧迫は避けてください。
4レーザー治療やピーリングなど肌の治療をしている方は事前に医師にお伝えください。注⼊部位の炎症を誘発する可能性があります。
ヒアルロン酸注入したが仕上がりがイマイチ…
仕上がりが希望と異なった場合などは「ヒアルロニダーゼ」という酵素を注入して、ヒアルロン酸を溶かすことができます。
副作用について
ヒアルロン酸注入は、副作用やリスクが少ない施術です。ごく稀に生じるものとしては、注入部の疼痛、赤み、かゆみなどが生じる可能性がございます。また、ヒアルロン酸製剤の種類によっては、含まれる⿇酔成分(リドカイン)で観察されうる副作⽤もございます。
通常は数日以内に改善しますが、万が一数日経過しても改善しない際には当院までご相談ください。
- ヒアルロン酸 副作用
⾎管内注⼊⼜は組織圧迫に起因する⼀過性⼜は⾮可逆性の壊死(失明、脳卒中)の誘発、⼩結節、⾁芽腫、皮膚過敏症、ヘルペス、注入位置のずれ、感覚異常等
- 麻酔成分 副作⽤
アナフィラキシーショック、注入部位の感覚鈍麻、眠気、不安、興奮、霧視、嘔吐 等
- その他の副作用(他の様々な薬にも同様に起こりうるもの)
アレルギー反応、注入部位の疼痛・膿瘍・感染 等
以上がヒアルロン酸に関しての記事になります。副作用に関しては体質による個人差もありますが、デザインは注入する医師選びが失敗しないために極めて重要になります。当院ではヒアリングから施術まで実績のある医師が責任を持って担当致します。また、施術時間は約5〜10分程度で終了します。
当院は当日の施術もご案内可能です。お気軽にお問い合わせくださいませ。
監修医師 三浦 梢
経歴
2009年 東京慈恵会医科大学医学部卒業
厚木市立病院勤務
2011年 横浜労災病院勤務
2014年 東京慈恵会医科大学麻酔科学講座
東京都内美容クリニック勤務
2016年 済生会横浜市東部病院勤務
東京都内美容クリニック勤務
2023年 Mavie Beauty Clinic入職
資格・所属
・日本麻酔科学会認定医/専門医
・厚生労働省麻酔科標榜医
・ボトックスビスタ認定医
・ジュビダームビスタ認定医