【医師監修】糸リフトの副作用とは?
糸リフトは顔全体や口元のたるみ改善が期待できる大人気施術です。美容がお好きな方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、実際糸リフトって何?痛みは?など疑問に思うことも多い治療です。そんな糸リフトに関して詳しく解説します!
そもそも糸リフトって何?
糸リフトとは、こめかみから特殊な突起のついている医療用糸を頬・目の下・口周りに向かって挿入します。その糸を皮膚組織に引っ掛けることで、たるんだフェイスラインを引き上げリフトアップする施術です。メスを使わないので、傷が小さくダウンタイムも短い治療です。また、挿入された糸が真皮のコラーゲンを生成し、ハリのある弾力肌へ導かれる効果が期待できます。
効果
- リフトアップ(頬・ほうれい線・フェイスライン)
- 口元のもたつき改善
- 肌にハリがでる(コラーゲン生成作用)
- たるみ予防
糸リフトは痛い?
糸リフトの治療中は、個人差はあるものの麻酔を用いて行うのでほとんど痛みを感じません。しかし、治療糸を皮膚内に挿入し引っ張るため、引っ張られている感覚は感じます。耐えられない痛みが発生するケースはほとんど見られないのでご安心ください。
副作用
①内出血
メイクでカバーできる程度であることが多いですが、内出血を生じる可能性があります。1〜2週間程度で徐々に消退します。
②腫れ
施術後2〜3⽇程度で⽬⽴つ腫れは引きますが、軽度のむくみ程度の腫れは3〜7⽇続きます。
③突っ張り感
⼝を開けるときなどに突っ張り感や多少の痛みなどがありますが、1 週間程度で落ち着きます。
④感染症
まれに挿⼊部位から感染を起こすことがありま す。予防のために施術時に抗菌薬を処⽅します。数日経っても改善傾向の無い腫れ、発熱など異常を感じた際には早めにご連絡ください。
⑤挿入した糸の露出
⽪下に挿⼊した⽷が、⽪膚の外側に出てくることが稀にあります。⽷が露出した場合には早急に処置をして感染のリスクを最⼩限にします。
⑥左右差
⽷の挿⼊位置や本数、引っかかりの強さ、また元々のフェイスラインの左右差によって、 左右差が⽣じる可能性があります。
⑦過剰効果
思った以上のリフト効果があった場合に、頬が痩せたように⾒える可能性があります。時間とともに改善します。
⑧一定期間生活に制限
・マッサージや超⾳波などのお⼿⼊れは施術後1週間程度(腫れが引くまで)空けてください。
・内出血が広がり易くなる為、施術当⽇は飲酒、運動、⼊浴等の血行が良くなる行為はお控え下さい。短時間のシャワー浴は可能です。
・洗顔は当⽇から可能ですが、メイクは翌⽇から可能になります。またメイクだけでなく、施術部位の感染防止のため、特に施術当日は必要以上に患部を触らないようにして下さい。
・⻭科治療は1ヶ⽉後から可能です。(⼝を⼤きく開けるため)
・ヘアサロンは1〜4週間後から可能です。挿⼊部位やサロンでの施術内容によりますので担当医にご相談ください。
監修医師 三浦 梢
経歴
2009年 東京慈恵会医科大学医学部卒業
厚木市立病院勤務
2011年 横浜労災病院勤務
2014年 東京慈恵会医科大学麻酔科学講座
東京都内美容クリニック勤務
2016年 済生会横浜市東部病院勤務
東京都内美容クリニック勤務
2023年 Mavie Beauty Clinic入職
資格・所属
・日本麻酔科学会認定医/専門医
・厚生労働省麻酔科標榜医
・ボトックスビスタ認定医
・ジュビダームビスタ認定医