【医師監修】ニキビ跡を消す方法とは!?
お化粧では隠しきれないニキビ跡。なんとかして綺麗にしたい!とお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回はニキビ跡の改善方法を解説します。
ニキビ跡ができてしまう原因とは
ニキビ跡とは、ニキビが治った後でも赤みや色素沈着、クレーターなどが残っている状態のことを言います。
人間の肌は表面に近い組織から表皮、真皮、皮下組織に分かれています。肌のバリア機能が低下した状態で炎症が続くと、細菌がみるみるうちに繁殖し、真皮層や皮下組織にまで修復が難しいダメージを与えてしまうことがあり、こうなるとニキビ跡になってしまいます。そのため、ニキビができてしまった時のケアが肝心になります!
ニキビ跡の種類
赤みのあるニキビ
ニキビの炎症が落ち着いても、肌表面に赤みが残った状態になってしまうことがあります。
赤く見える原因は肌内部で炎症が続いている場合や肌内部の炎症によって周囲にうっ血が起こっている可能性があります。
赤ニキビの炎症が長引くと跡になってしまう可能性が高くなります。
クレーター
ニキビの炎症が落ち着いても、肌に陥没や凹凸ができたものが跡になってしまう場合があります。
ニキビの炎症は悪化すると毛穴の壁を破壊し、周辺組織まで広がります。
自然に回復することは難しいため、医療機関での治療がおすすめです。
色素沈着
ニキビを発症した箇所が茶色や紫色になり、シミのように見えるニキビ跡は色素沈着し跡になってしまう可能性があります。ニキビを発症すると肌細胞を守ろうと大量のメラニン色素が生成されます。炎症が長引くと、分泌されたメラニンは肌に残り、色素沈着を起こします。
しこり状
ニキビを発症していた部分が硬くなり、盛り上がってしこり状になったものです。お肌の深部まで炎症が進行した際に、傷ついた肌を修復しようと新しい細胞を過度に生成してしまうことで発症します。
ケロイド状
しこり状のニキビ跡が悪化すると発症します。ケロイドとはニキビ跡を修復しようと必要以上に生成された皮膚がミミズ腫れのように赤く盛り上がった状態を指します。
自然の回復は難しいため、早めに医療機関に受診することがおすすめです。
セルフケアでニキビ跡をなくすには
残念ながらセルフケアでニキビ跡を消すことは困難です。しかし、ニキビ跡を悪化させないようにセルフケアをすることは可能です。
- 紫外線対策
- 摩擦を避ける
- 保湿
ニキビ跡の改善方法
ニキビ跡を改善するには、医療に頼ることが必須と言っても過言ではありません。
おすすめの施術を3つ紹介します。
ピコフラクショナル
レーザーの先端に特殊なレンズを装着します。
肌表面には穴を開けず、肌の中に空洞を形成。そこを自然治癒していく過程で
コラーゲンやエラスチンの生成を促して毛穴やニキビ跡、肌のハリを改善する治療です。
ダーマペン
16 本の極細針で⽪膚の真⽪層に微細な⽳を⼀時的に形成することで、⽪膚の修復作⽤が働き、コラーゲンが ⼤量に⽣成され、肌質を改善させることができる治療です。
ピーリング
蓄積された古い角質や汚れを溶かして除去します。また、表皮の細胞を活性し乱れたターンオーバーを正常化、メラニンの排出を促進化します。
いかがだったでしょうか。以上がニキビ跡を消す方法に関しての記事になります。当院では、カウンセリングのみのご来院でも大歓迎ですのでお待ちしております。
監修医師 榎本 さやか
経歴
2001年 聖マリアンナ医科大学卒業
聖アリアンナ医科大学病院乳腺外科
2004年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科
2005年 国立病院機構熊本医療センター形成外科
2006年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科
2008年 都内クリニック非常勤