【医師監修】ホルモンバランスを整える
女性の心と体に大きな影響を与える女性ホルモン。ホルモンバランスが乱れるとどんな影響があるのか、ホルモンバランスを乱さない為にはどの様な対策をすれば良いのかを解説します。
女性ホルモンについて
ホルモンは体内で分泌される物質で様々な器官や組織をコントロールしています。その中で、女性特有のカラダつきやカラダのリズムに大きな影響を与えるのが女性ホルモンです。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、脳からの指令を受けて卵巣から分泌されています。
- エストロゲン
代表的な女性ホルモンであり、”女性らしさ”を作るエストロゲン。
肌や髪の潤いを守り、女性特有の丸みを帯びたカラダをつくったり、女性の体全体の健康を支える役割も果たします。また、自律神経にも働きかけるため女性の心身に大きく影響するのが特徴です。
- プロゲステロン
プロゲステロンは子宮内膜を整えたり、体温を上昇させたりする働きがあるなど、妊娠維持に活躍します。
体内に水分を保つ作用や皮脂分泌の作用もあり、生理前に体に変化が現れるのは、プロゲステロンの働きと言われています。
ホルモンバランスが乱れると
ホルモンバランスが乱れると様々な症状が出てきてしまいます。
例えば、生理不順や更年期障害、PMS(月経前症候群)、不妊、自律神経失調症などが具体例として挙げられます。
ホルモンバランスを乱さないためには
- 食事バランスを整える
必要な栄養素を満遍なく食べることが重要です。
- 生活リズムを整える
ホルモンバランスを整えるには、質の良い睡眠をとること、朝はしっかり陽の光を浴びて体内時計を整えることが重要です。
- ストレスを溜めない
ホルモンの分泌は、精神的ストレス、肉体系ストレスに大きく影響を受けます。多忙な生活や過度な緊張などでホルモンバランスは乱れてしまいます。
- 適度に運動を行う
適度な運動により血行が促進され、脳や生殖器官などが活性化し、ホルモンの分泌が促されるという効果も期待できます。また睡眠の質も上がります。
監修医師 三浦 梢
経歴
2009年 東京慈恵会医科大学医学部卒業
厚木市立病院勤務
2011年 横浜労災病院勤務
2014年 東京慈恵会医科大学麻酔科学講座
東京都内美容クリニック勤務
2016年 済生会横浜市東部病院勤務
東京都内美容クリニック勤務
2023年 Mavie Beauty Clinic入職
資格・所属
・日本麻酔科学会認定医/専門医
・厚生労働省麻酔科標榜医
・ボトックスビスタ認定医
・ジュビダームビスタ認定医