【医師監修】レチノールの効果とは
美容に関心がある方は「レチノール」という言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。レチノールはエイジングケアに効果があると注目されており、近年ではスキンケア用品にも配合されている成分です。この記事ではレチノールの特徴や効果ついて解説します。
レチノールとは
「レチノール」はビタミンAのことで、シワやたるみの改善効果が期待できるとして注目されている美容成分です。レチノールは加齢による老化だけでなく、光老化のエイジングケアにも効果が期待できます。もともとは、アメリカのニキビ治療薬である「レチノイン(レチノールの仲間の成分)」を使用した患者が、傷だけでなくシワも消えていたことがきっかけとなり、注目されるようになりました。
ビタミンA
前述でレチノールはビタミンAのことだと説明しました。ビタミンAは油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンの1つです。脂溶性のビタミンAは、皮膚や粘膜、目を健康に維持する効果を持つ他、抗酸化作用もあり、肌を若々しく保つ効果が得られるといわれています。ビタミンAは体内では生成されないので、食品やサプリメントなどで摂取しなければなりません。ビタミンAが多く含まれる食品は、豚レバー、鶏レバー、ウナギ、バター、鶏卵などの動物性食品です。
レチノールに期待できる効果
- 肌のターンオーバー促進
- ニキビ予防
- シミ改善
- ニキビ跡改善
監修医師 榎本さやか
経歴
2001年 聖マリアンナ医科大学卒業
聖アリアンナ医科大学病院乳腺外科
2004年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科
2005年 国立病院機構熊本医療センター形成外科
2006年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科
2008年 都内クリニック非常勤