【医師監修】ビタミンC点滴の効果とは?
お手頃な価格で受けられるクリニックが多いこともあり、若い世代にも近頃人気なビタミンC点滴。期待できる効果を解説します!
そもそもビタミンCとは
ビタミンCは、水溶性ビタミンの一つでアスコルビン酸とも言われています。結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。ヒトには合成に必要な酵素がないためビタミンCを体内で作りだすことができません。そのため、食事からビタミンCを摂取しなければなりません。
ビタミンCが不足すると
ビタミンCが不足すると様々な障害が起こります。
コラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こします。壊血病のそのほかの症状としては、いらいらする、顔色が悪い、貧血、筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などがあります。また、毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあるほか、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。
- 血管がもろくなる(壊血病)
- イライラ
- 顔色が悪い
- 貧血
- 筋肉減少
- 心臓障害
- 呼吸困難
ビタミンCの驚くべき効果
美肌効果
皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用があります。また、コラーゲンを生成をするためハリのある肌に導いてくれます。
疲労回復効果
リンパ球の働きを活性化させることで、免疫力向上につながります。
点滴で元気注入!
高濃度ビタミンCを点滴で体内に導入することで、ビタミンCの血中濃度を20〜40倍以上に増やします。体の隅々に行き渡らせることができるので高い効果を期待することができます。
監修医師 榎本さやか
経歴
2001年 聖マリアンナ医科大学卒業
聖アリアンナ医科大学病院乳腺外科
2004年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科
2005年 国立病院機構熊本医療センター形成外科
2006年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科
2008年 都内クリニック非常勤