【医師監修】美肌の3大美容成分
最近流行っているレチノールのようにお肌にいいとさせる成分は沢山ありますが、その中でも特に重要な”美肌の3大美容成分”ってご存知でしょうか。
今回のコラムでは、3大美容成分について詳しく解説したいと思います。
3大美容成分の正体とは?
“3大美容成分”とは、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸です。この3つは皮膚を構成する3大要素でもあり、肌のハリや艶を保つための要として3大美容成分と呼ばれています。
また肌だけではなく、膣や子宮など女性の健康にも大きく関係しています。
コラーゲン
コラーゲンは真皮の主成分で70%を占めており、お肌のハリに大きく関係してきます。コラーゲンが劣化するとお肌の弾力性や伸縮性が失われ、シワやたるみの原因となってしまいます。
皮膚は紫外線の刺激を受けるとコラーゲンの減少や劣化を引きおこす可能性があります。一時的なダメージであれば皮膚の修復機能によって元に戻りますが、ダメージが蓄積されていくとコラーゲンの生成能力の低下にもつながります。
エラスチン
エラスチンは真皮のうち5%を占めており、肌の弾力を保っています。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は細胞と細胞の間を満たして水分を蓄えたり、細胞同士をつなぎ合わせたりするなど、コラーゲンやエラスチンとともに肌の弾力性を高める重要な役割を担っています。
化粧品などでヒアルロン酸を摂取することにより、角質層をうるおして、肌にハリと弾力を与えます。乾燥による小ジワのケアやたるみの予防にもおすすめです。ヒアルロン酸には角質層をうるおすことでターンオーバーを整えて、バリア機能を正常化させる効果が期待できます。
ヒアルロン酸はしわやたるみ・ハリ不足といったエイジングサインが現れ始めた人に、ぜひ取り入れてほしい成分です。
まとめ
3大美容成分は減らさない努力をすることが大切です。
乾燥・紫外線・ストレス・栄養バランスのとれた食事や適度な運動も効果的です。
毎日のケアを怠らず、美肌を目指していきましょう。
監修医師 榎本さやか
経歴
2001年 聖マリアンナ医科大学卒業
聖アリアンナ医科大学病院乳腺外科
2004年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科
2005年 国立病院機構熊本医療センター形成外科
2006年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科
2008年 都内クリニック非常勤