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【医師監修】その肌荒れ、花粉のせいかも

秋や春になると原因不明の肌荒れに悩ませられるという方、もしかするとそれ、花粉が原因かもしれません。今回のコラムでは花粉と肌荒れの関係について紹介します。花粉の季節の肌荒れでお悩みの方は、参考にしてみてください。

花粉症の仕組み

日本人の9割が花粉症を発症すると言われていますが、いったいなぜ花粉症になってしまうのでしょうか。

花粉が体内に入ってきて、体内の免疫システムによって異物(敵)とみなされると、敵に対抗するためのIgE抗体がつくられます。このIgE抗体は、花粉に接触するたびにつくられるため、少しずつ体内に蓄積されていきます。蓄積量があるレベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに、アレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみや鼻水・鼻づまりといった花粉症の症状を起こします。去年までは全然大丈夫だったのに急に花粉症になった場合は、これまで蓄積されていたIgE抗体が一定量に達してしまった事が原因なのです。

花粉が原因で起こる肌荒れの症状

花粉が原因の肌荒れの場合、皮膚の痒み・赤み・ぶつぶつした発疹・熱っぽさなどの症状が現れます。そして、これらの症状を”花粉皮膚炎”と言います。

上記の症状が花粉の季節に出る方は”花粉皮膚炎”だと考えられます。

なぜ花粉皮膚炎を引き起こすのか

秋は乾燥によって角質層のバリア機能が低下しやすくなっています。バリア機能には肌内部の水分の蒸発を防ぐ事や外的刺激から体を守るなどの役割があります。

そのバリア機能が低下している肌に花粉が付着することで免疫システムが働いてアレルギー反応が起こりやすくなり、花粉皮膚炎が発症するのです。

花粉による肌荒れを起こさないためには

花粉による肌荒れは、以下の対策方法によってある程度は予防ができるといわれています。

  • 花粉から肌を守る

肌に花粉が付いてしまうと、花粉の影響を受けやすくなります。そのため、顔や首などに花粉が付かないようにする工夫が大事です。メガネやマスク・帽子をかぶって対策しましょう。また、表面がツルツルしている服を選ぶと服に花粉が付着しません。そして、帰宅後はすぐにシャワーを浴びて体についてしまった花粉を落としましょう。

  • バリア機能を低下させない

皮膚のバリア機能が低下することで、肌が花粉の影響を受けやすくなります。そのため、皮膚のバリア機能を正常に保つことが、花粉による肌荒れの予防につながります。

皮膚のバリア機能を保つには、刺激を与えない事と乾燥させない事が大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日々のケアによってつらい花粉による肌荒れを予防しましょう。


監修医師   榎本さやか

経歴 

2001年 聖マリアンナ医科大学卒業

         聖アリアンナ医科大学病院乳腺外科

2004年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科

2005年 国立病院機構熊本医療センター形成外科

2006年 聖マリアンナ医科大学病院形成外科

2008年 都内クリニック非常勤

再生医療、はじまる。

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