日本人30歳以上の女性の肌悩み、第1位が「シミ」と言われています。年齢と共にシミを気にするようになる方は多いと思います。そんなシミについて今回は解説していきます。

シミとは

シミとは、肌の表⽪といわれる部分にメラニンが過剰に蓄積し、肌が部分的に茶⾊にみえる状態のことをいいます。 

メラニンとは、⿊い⾊素のことを⾔い、シミの原因になるため、「悪いもの」と思ってしまいがちですが、実は紫外線によるダメージから肌を守る働きをもっています。

シミの原因

日光を浴びると肌が黒くなるのはなぜでしょうか？

これは紫外線の刺激により肌表⽪の基底層にあるメラノサイト（メラニンを⽣成する細胞）が活性化されメラニンを生成し肌を⿊くさせることで新たな紫外線からの刺激を未然に防ごうとするからです。

メラニンは肌トラブルや病気（⽪膚癌など）を防ぐためになくてはならない⼤切な物質でありメラニンが⽣成されるのは正常な肌の反応です。 肌の状態が正常な時、メラニンは肌のターンオーバー（肌が生まれ変わること）によって垢として排出されます。けれども紫外線 やストレス、喫煙、飲酒、加齢、ホルモンバランスの乱れなどの様々な要因によりターン オーバーが乱れると上⼿くメラニンを排出できずに蓄積してしまいこれがシミになるのです。 

１つのシミの周辺には、約５倍の⾯積のシミが隠れているという研究結果もあり、これが“隠れジミ”と⾔われるものです。この隠れジミは紫外線などの刺激を受け続けると数年かけて肌表面に現れ⽬に⾒えるシミになっていきます。

まとめ

⼀度できてしまったシミは普段のスキンケアで取り除くことは困難です。そのため、シミができにくい肌作りをしていくことが重要になります。シミにはいくつもの種類があり要因も様々です。またシミの種類によって治療方法は異なります。

自分のシミがどんな種類か考えた事はありますか？

判別が難しいものもありますが、少しでも参考になれるよう、次回は「シミの種類」について解説していきます。