【医師監修】熱破壊式と蓄熱式の違いってなに?
夏に向けて脱毛をする方が増えてくる季節となりました。最近のSNS等で「熱破壊式で照射した方が脱毛効果がある」と言われているのをよく目にしませんか?実際はどうなのか、熱破壊式脱毛と蓄熱式脱毛の違いやMavie Beauty Clinicで使用している機械について解説していきます。
夏に向けて脱毛をする方が増えてくる季節となりました。最近のSNS等で「熱破壊式で照射した方が脱毛効果がある」と言われているのをよく目にしませんか?実際はどうなのか、熱破壊式脱毛と蓄熱式脱毛の違いやMavie Beauty Clinicで使用している機械について解説していきます。
熱破壊式について
毛を作り出す細胞の毛母細胞や毛母細胞に栄養を受け渡す毛乳頭をターゲットにした脱毛のことです。毛の1番深いところにあるため、高出力のレーザーを1ショットずつ照射していきます。濃くて、太い毛に効果を出します。イメージでお伝えすると、照射してから1週間〜2週間後程度で、ポロッと抜け落ちてきます。
メリット:脱毛効果が目に見えてわかやすい
デメリット:一度に高出力のパワーで照射するため、痛みを感じやすい場合がある
蓄熱式について
毛乳頭にむけて指令を出し、発毛を促す働きのあるバルジ領域をターゲットにした脱毛のことです。バルジ領域は毛母細胞や毛乳頭よりも浅い位置にあるため、高出力でなくてもレーザーが届きます。
低出力のレーザーを連続で照射し、熱を毛の中に溜め込ませる(蓄熱)ことで、ダメージを与えることが可能です。メラニンに左右されないので、太い毛にも産毛にも一定の効果があります。イメージでお伝えすると、熱破壊式の様にポロッと抜け落ちるのではなく、照射から3週間〜1ヶ月後、気づいたら毛が薄くなってきたと感じます。今生えている毛が抜け落ちるというよりは、次生えてくる毛が生えてこなくなるとイメージするとわかりやすいです。
メリット:痛みが少ない。照射されている部分は暖かくマッサージされている感覚
肌への負担も少ないため、トラブルが起こりにくい
デメリット:効果として徐々に時間をかけて抜け落ちていくので、熱破壊式に比べて効果を感じにくい
最近はSNSなどで「熱破壊式の方が毛が抜ける。」と言われていますが、蓄熱式より熱破壊式が脱毛効果が高いわけではなく、最終的な脱毛の効果は変わりません。
ただ、毛が抜け落ちてくる期間と抜け落ち方に違いがあります。熱破壊式は短期間で一気に毛が抜け落ちていていくので、効果が目に見えてわかりやすく、脱毛効果を感じやすい方が多いです。
レーザーの波長の違い
脱毛で使用されるレーザーの波長にも種類があります。アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3つがあり、それぞれ波長の長さや特徴も異なります。
アレキサンドライトレーザーは医療脱毛に使用されるレーザーの中で最も波長が短いです。メラニン色素に反応しやすい特徴があり、太い毛や濃い毛と相性が良いです。ただしメラニン色素に反応しやすいため、色素沈着や日焼けの肌に照射すると火傷になるリスクもあります。
ダイオードレーザーは3つの波長の中で中間の長さで、幅広い毛質や肌質に対応できます。アレキサンドレーザーでは波長が届かず、ダメージを与えにくかった産毛や細い毛にも効果があります。また日焼けした肌でも照射できます。
ヤグレーザーは波長が1番長いです。肌の深くまでレーザーが届くため、根深い毛根までしっかりとダメージを与えることができます。また、メラニン色素には反応しにくいため、日焼け肌やシミ・ホクロ、色素沈着の肌など色の濃い箇所へも照射することができます。
VIOのように太い毛が密集している箇所に効果的ですが、その分痛みを強く感じやすいのが特徴です。
Mavie Beauty Clinicでは3波長のレーザーを同時に出し照射することができる、ソプラノアイスプラチナムを使用しています。3波長を同時照射することで、幅広い深さや毛質に対して効果を発揮することができる脱毛機です。
蓄熱式と熱破壊式どちらのモードでも照射可能であるため、毛質や肌質に合わせた照射が可能です。
まとめ
脱毛は1回で完了する施術ではなく、多くの方が5回以上照射しており、施術間隔は最低でも1ヶ月間は空けていただく必要があります。なるべく短期間で脱毛を完了させたい方が多いと思いますが、夏に向けて早めに脱毛を始めるのをおすすめします。
脱毛について興味がある方はぜひMavie Beauty Clinicにご相談ください。